アメリカ ロースター 巡り ボストン編

①はシカゴを中心にしておりますが、こちらはボストン版です。

このときの旅の大きな目的はスペシャルティコーヒーの潮流を作っていった重要なキーマンの一人、ジョージ・ハウエル氏に会いにいくことでした。

ジョージ・ハウエル氏は、世界で最も信頼性の高いプログラムであり、コーヒー豆の国際審査会カップオブエクセレンスの創設者の一人であり、現在の評価基準を確立された方でもあります。スペシャルティコーヒー業界では神様みたいな方ですから、当時の私としては、ミーハー的にお会いしたいということもあったのですが、パイオニアの方にお会いすることにより何故この潮流が生まれたのか、今後どういう方向へいくのかということを直に感じてみたかったのです。

氏はボストン郊外のアクトンという町でTerroir Coffeeというロースターを経営されています。

実際に行くと分かるのですが、その場所は工業団地の一角のような場所(といっても日本のように大きなプラントがたくさん並んでいるのは少し異なる)にあり、オフィスとラボ、ロースティングファクトリー、生豆倉庫があります。

ここで、豆を購入することもできますが、ビーンズショップやカフェという作りにはなっていません。(2007年当時)

ホールセール、通販が主体であると思われました。

TERROIR VISIT 2007

エントランスをすぐに入ったところですね。

オフィスにしか見えませんが、ここで豆も販売してくれます。

ジョージ・ハウエル自ら案内してくれました。

このとき焙煎ルームにはプロバットと、ローリングスマートが設置されておりまして、両者の特徴なども説明してくれました。

 

terroir coffee 1

ラボですね。

反対側にスクリーンがあり、セミナーやプレゼンテーションができるようになっています。

当時品質担当だったピーターがカッピングの準備をしてくれています。

 

terroir coffee2

日本から持ち込んだコーヒーもいくつか一緒にカッピングしました。

「日本のコーヒーも結構いいねえ!」と驚いていたのが印象的です。

 

terroir 2

「これは新しく作った資料で、こんどセミナーで使うんだ」と言って一通り説明してくれました。

「コーヒーの品質を低下させる要因は生産工程〜お客様の口に入るまで、あらゆるところに存在する」というような内容だったと思います。

とても分かりやすいプレゼン資料と最新のスペシャルティコーヒー事情が網羅されているもので、後にSCAJ2010で来日されたときの講義でこれをベースにされたものを使っていました。

 

ジョージ・ハウエル氏はとてももの静か方で、品質の高い、素晴らしいコーヒーとアート、あるいは学術関係にインスパイアされたインテリジェンスの高いビジネスをされているように感じました。

ボストンは歴史がある学術都市(MITなどがある)でありますので、きっと氏のイメージにはぴったりの場所なのでしょう。

 

boston hotelboston hotel 2

アクトンで泊まったジョージ・ハウエルご推奨のホテル。

アメリカの郊外にある典型的な小奇麗で庶民的なホテルです。

右の写真は、ホテルのバーですね。薄暗い無垢材内装はまさに、イギリスのパブそのものでした。

ボストン名物のクラムチャウダーを食べました。

 

BOSTON 2007

ボストンにタクシーで帰ってきました。カウンターカルチャーにもアポをとっていただいていたのですが、タクシー珍道中のおかげでキャンセルすることになりました。

 

boston town boston town2

ボストンは歴史が古いためか、建造物にはヨーロッパの文化が色濃く出ています。この出窓の雰囲気はロンドンやアムステルダムなどでよく見られます。

 

boston town3

このレンガ造りの建物なんでしょう?

消防署なんです。右のシャッターの中には消防車が入っていました。

日本でしたら、文化財になっちゃうような雰囲気の建物ですね。

 

旅の戦利品の一部です。

家に戻ってからカッピングしましたが、開業前の良い勉強になりました。

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