人生そのもの/ワイン ミーティング!

 

いつも1、2ヶ月に1回くらいでしょうか、お誘いいただいておりますワインと料理の会であります。

こちらのご主人は、専門家ということではなく、あくまでも一食べ手、飲み手というお立場で素晴らしきワインを飲むために買い集められ、一切の妥協が入りめない特殊な環境でご活躍されたある料理人の方と深く親交をもたれ、料理を学んでこられました。

 

その情熱とかけた時間、投資は中途半端なものではないことは想像に難くなく、その全てを公開し、私のようなものにもそういった機会をいだいているという感じです。

本気になれば、料理もワインもその方の人生そのものです。

心より感謝申しあげます。

 

今回はボルドーワインがテーマです。

まずは、シャンパーニュ ボランジェです。

樽を使わないので、すっきり、しゃっきりした味わいが特徴のシャンパーニュです。

スターターとしては、最適です。

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そして、料理は鶏肉のチーズ焼です。見た感じでは分かりづらいのですが、通常のチーズ焼きとはレシピがかなり異なります。

ふんだんにチーズが使われているのに、チーズの重さ、チーズそのものの香りの強さをあまり感じません。

鶏肉とチーズのバランスが絶妙なんです。しかし、やはり暖かいうちに食べなくてはいけません。

大変上品なチーズ焼きなんですが、白ワインにぴったりです。

 

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サラダはジャガイモのサラダです。

なんだ、ジャガイモのサラダなど珍しくないじゃないかと思われるかもしれませんが、これもまた私が普段食べているものとは全くの別物のジャガイモのサラダでした。

口に入れるその瞬間までは、私も普通のジャガイモのサラダと思っていました。

うれしい不意打ちとはこのことです。

特に高級なジャガイモを使ったり、調理に複雑な操作をしているという訳ではありません。

こういう発想で作ると、同じジャガイモのサラダでも、印象がこうも変わってしまうのか!という感じでありました。

このさりげない、何の変哲もない見た目とは対照的に、味覚そのものとは異なる官能に驚きを与えるセンス。そしてこれは、味そのものとは一見無関係とも思えるものなんですが、影響を与える可能性があるということを気づかされました。さすがに、渡辺 誠さんのレシピです。

写真では分かりませんね。。申し訳ありません。

 

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白はまず、ムルソーの1級畑です。オー・コート・ド・ボーヌにあります。

ヴァンサン・ダンセールです。ブルゴーニュ気鋭の若手の作り手です。

ムルソーは何と申しましても、黄金色に輝く濃い色、それにたがわぬ味わいが特徴です。

今回のムルソーはそんな中でも、バニラ香がどーんという感じではなく、繊細な味わいが特徴でありました。

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ボルドーではなくブルゴーニュですが、マコン ミリーです。あの、コント ラフォンが作るマコンです。

しっかりとしたボディに新樽の量感がマッチしています。

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サンテミリオン シャトー コルバンです。

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そして、真打ち 85年のコス デストゥールネルです。メドックです。同じ2級のラスカスやボーカイユなどとと並び、5大シャトーと比肩される品質の高さがあるワイナリーです。

新樽を使う比率が高く、メルロー主体のアッサンブラージュといわれておりまして、メドックでは特徴的です。

押しが強いワインではないと感じましたが、ボルドーの中では繊細さがあると思います。ブラックベリー、ブラックカラントなど赤黒い果実のニュアンスを感じました。

開くまでに時間がかかりましたが、やはりコス。素晴らしい。

 

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そして、牛肉のワイン煮込みです。いつも作っていただくのですが、こんなに濃そうな外観からは想像できないほど、軽やか(しかし、量感はある)で爽やかささえ感じる煮込みです。

ボルドーの赤にピッタリです。

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最後、デザートワインはソーテルヌのリュセックです。

5大シャトーの一つラフィット ロートシルト家の所有で、畑の一部が至極のソーテルヌ、シャトー ディケムと接しているという好テロワールです。

貴腐ワインは相当に甘いのですが、良いソーテルヌはさわやかな酸も強力に下支えしているので、そのバランス感が絶妙であります。

酸も甘さも自然なぶどうから作られたものとは思えない濃厚さです。

 

真空管アンプから流れるやなわらなクラシックをバックに、甘美な余韻に浸りながら夜はふけていきました。

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