2014年スペシャルティコーヒーへの取組みを振り返って
あっという間の一年でしたが、皆様にとりましてどのような年でしたでしょうか。
少しづつですが、それでも前に進めるべく、取組みを継続しました。
具体的には、まず3月に中米エリアのホンジュラス、グアテマラに渡り素材の現地買付けをスタートさせました。
現在は、国内で通常流通しているスペシャルティコーヒー生豆の品質も年々あがり、7、8年以前と比較しますと様変わりしました。生豆について選択眼(舌)をきちんと持ち、ソースとのしっかりとしたコネクションが築けていることを前提に、クオリティの面だけを考えれば現地調達は必ずしも必須のものとは言えなくなりつつあると感じています。
しかし、それでも現地において調達を行う意味、重要性をはっきりと感じており、調達方法も少しづつ進化させながら出来る限り毎シーズン行って行きたいと考えております。
そして、8月には念願だったカップ・オブ・エクセレンスの国際審査会に参加させていただきました。
ブルンジ(ブルンディ)というアフリカの小国だったのですが、スペシャルティコーヒーに関し、国をあげて取り組んでいるさまが実際に見てとれました。
多くのコーヒー生産国にとってコーヒーは大げさでなく国家存亡をかけた重要な輸出品であり、そのトップオブトップを決する審査会の責任の重さは申し上げるまでもありません。
カップ・オブ・エクセレンスの審査会に参加させていただくこと自体がとても光栄なことなのですが、このプログラムのコアな部分に直接触れることが叶い、素晴らしさを直に見ることができました。COEには今後も積極的に参加させていただきたいと思っております。
また、現地では経験豊富なコーヒーの仲間に支えていただきました。
勿論、普段からの自分自身の努力も大切ではありますが、これにつきましては皆様のご理解があってのことです。改めまして心より感謝申しあげます。
尚、素材買付けの旅(ホンジュラス、グアテマラ)とCup of Excellence国際審査会(ブルンジ)の様子(写真)はフォトページでPDFファイルでご覧いただけます。ご高覧いただけましたら幸いです。
さらにこれに付随し、カップ・オブ・エクセレンス グアテマラ(現在販売中です) および、メキシコのロットを国内数社のロースターで国際オークションでの独占的な共同落札に参加させていただきました。
これまでも、カップオブエクセレンスのロットは取り扱ってまいりましたが、こちらは少しフェイズの異なる取組みになります。
こちらにつきましても、自分だけではどうにもならず、コーヒーの仲間の存在がとても大きかったのです。
9月には毎年恒例の東京ビッグサイトで開催されるスペシャルティコーヒーの展示会SCAJに参加し、ジャッパンカップテイスターズチャンピオンシップ2014、ローストマスターズチャンピオンシップ2014に出場を果たし、一定の成果を得ることができました。
特にローストマスターズチャンピオンシップにおいては、チームの皆さんの力を借り、挑戦6回目にして優勝することができました。
競技会につきましては、多くのメディアの方にも取材していただくことにより、皆様に成果を知っていただいたことも大きなトピックであります。
また、コーヒーの素材とは直接関係ありませんが、4月にはご覧いただいている本ウェブブサイトのリデザインを実施、同時にウェブショップのシステムを一新いたしました。
そして、10月に開催されたWordCamp Tokyo 2014というWordpressの公式イベントにて、本ウェブサイトを制作事例として紹介していただきました。
その後もウェブサイトにつきましては、細部のリファイン、チューニングを続けております。
ウェブデザインについては、UIなど使い勝手も含め、現段階においても完成されたものではなく、様々な面から検討しているアイディアがありますので、今後もご期待ください。
以上、ざっとマグノリア コーヒーロースターズの1年を振り返りました。
年内中は大変お世話になりました。
来年も応援いただきますようよろしくお願い申しあげます。
どうぞ良い年をお迎えください。