原産地呼称の考え方 ②

フランスの原産地呼称統制 AOCを例にもう少しお話しておきましょう。(ワインのお話だけをしたいわけではなくて、訳アリです。)

たとえばワインでしたら、ACブルゴーニュという印があるワインはブルゴーニュ地区内の畑で取れたぶどうで、ブルゴーニュ内の醸造所で作られたワインでなければなりません。さらにAC+村名となりますと、さらに絞り込まれて行く訳です。(当然、絞られていくほどに味わいにもぶどうや土地、ワイナリーの個性が色濃く現れ、価格も高くなる傾向があります。)

 

AOCを説明するにはこれだけでは不十分で、品種、剪定法、収量などなど細かく規定されております。(こちらを詳しく確認されたい方はウィキペディアなどをご活用ください)

ACブルゴーニュでしたら、ブルゴーニュ地区産でありますが、ブルゴーニュ地区内にある村を越えてブレンドされているということです。

 

もっと、面白い話を。

一度はお聞きになったことがあるかもしれませんが、ロマネコンティというワインがあります。これはブルゴーニュのDRCという作り手が持っている本当にわずかな区画の畑(1.8haしかありません)からとれるぶどうだけから作られる奇跡のワインと言われております。(勿論飲んだことはありません)

価格は良く分かりません!が、聞くところによりますと当たり年のヴィンテージだと今はゆうに1本100万円以上するとも言われております。(しかし、20年ほど前には、オフヴィンテージ物かもしれませんが20〜30万円前後で見た事何度かあります。)

また、ボルドーの雄、シャトー ラトウール。こちらは、ロマネコンティほどの価格はしませんが、それでも今だとプリムール(蔵出し)で3万円は越えるのではないでしょうか。

では、この希有なフランス国内の別々の場所の、最高のワイン同志をブレンドするAOC上ではどうなるでしょうか。

こんなことは犯罪的な行為ですので、実際に出来ることではありませんが、仮にこの二つを混ぜちゃいますと、AOC法の上ではAC+村名、地区名すら名乗れず、さらにヴァンドペイも名乗れず、ヴァンドターブル(産地名の表記なしのテーブルワイン)になってしまうということです。

A地区トップクラスの特級畑+B地区トップクラスの特級畑=テーブルワイン!?

価格はいくらくらいになるのかわかりませんが、ヴァンドターブルの日本での価格は1000円前後でしょうか。

信じられないですが、それぐらい彼らの原産地に対する思いは厳格です。

 

そして、もう一つ大切なことは、確かにヴァンドターブルよりはヴァンドペイが、ヴァンドペイよりもACが格上なのですが、決して見下すような考え方ではないということ。

フランス人であってもいつも飲むのはヴァンドターブル、ヴァンドペイクラスあるいはそれ以下のものでしょう。

しかし、星付きのレストランなどで、ハレの日の料理と飲む場合はAC村名クラスやグランクリュクラスを飲まれるかもしれません。

それぞれのワインの役割といいますか、飲むシチュエーション、合わせる料理などによって上手に使い分けているということですね。

偉大なワインとテーブルワインを同列に比較、評価することは、あまり意味があるとはいえないということなのでしょう。

 

①個性、多様性を守る一つの例:フランスAOC(原産呼称統制)におけるおおまかな表示ルール

②極論:地域の違う高級ワイン同士を混ぜてしまうと、どんなに偉大なワイナリーのものであってもAOC上(原産地呼称統制)は、テーブルワインになってしまうということ。それくらい、原産地に対する帰属性が強い。

③格付けのコンセプト

 

アッサンブラージュとは①へ

ワインの原産地呼称の考え方 ①へ

 

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