ピスト(自転車)が規制対象に

最近、自転車による事故が多発している関係で、自転車の走行レーンなど取り締まりが一層厳しくなることが頻繁に報道されています。

その発端になりましたのが、ブレーキを装備していないピスト/Pisteと言われるケイリン/KEIRINなどのトラック競技用の自転車(トラックレーサー)による事故のようです。

題目に、ピストが規制対象にと書きましたが、実際にはブレーキのない自転車は、必要な装備がされていない自転車となり、従前より法律違反です。正確には、取り締まりがより強化されるということでしょうか。

 

ピストは、固定されたギアを使っており、ペダルとタイヤがチェーンで直接的に繋がっています。通常の自転車のように後輪のギアがフリーになっておらず、走っている限りはペダルも動き続けます。

 

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障害物のない、一定した路面かつ一定方向に走行するクローズされたトラックの中では、ブレーキをかけることによる減速がかえって危険なこともあり、ケイリンなどに使用する自転車にはブレーキが装備されていません。

しかし、これが公道上となりますと、危険極まりないものとなります。

 

危険なだけでなく、物理的に公道のような路面状況、周辺環境が一定でないロードではブレーキがなければ速く、安全に走ることは全く不可能です。

 

同じ乗り物の仲間である自動車の場合、どんな種類、レギュレーションの競技であれ、モータースポーツの世界では、エンジンと同等以上にブレーキの性能が重視されていることは至極常識的なことです。

さらに言えば、ブレーキの性能とはただ強力(減速G)であれば良いわけでなく、他に踏力によるコントロール性能、フィーリング、耐フェード性能などが問われます。

(これらの性能を発揮させるためには、ブレーキシステム本体のチューニングだけでは不十分で、車体全体の荷重設計、サスペンション・ディメンジョンおよび車体姿勢のダイナミックな過渡特性のセッティングなど総合的なバランスが大切になってきます。)

また、ブレーキは単なる減速の機能だけでなく、積極的に車体の荷重をコントロールし、より安定して、速く走るためにも使うことができます。

 

シートに体を押し付けられるような加速だけできても、それに見合った減速ができなければ、乗り物として安全に、スムーズに速く走らせることは決して出来ないのです。

 

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ピストにブレーキを装着したもの*を、フィクスド・シティあるいはストリート・トラッカー(Street Tracker/ Fixed City)などと呼びます。(現在はブレーキを装着しているものも、そうでないものもピストと呼ばれているようです。)

ピストではなく、フィクスド・シティでなければ公道を走ることは危険です。危険と申しますのは、ブレーキがないことにより、ライダー本人は言うに及ばず、周りの歩行者、自転車など周辺全てに危険を及ぼす可能性が高まるということです。

つまり、道路交通法がどうのという以前の問題です。

 

以前、ナイフ(肥後の守)の記事でも書きましたが、乗り物も本来、便利で楽しく、趣味性の高いもの(芸術の域まで、高めたもの)もあります。

しかし、理性的な使い方が出来なくなった瞬間に、危険で反社会的な道具になってしまいます。

まさに諸刃の剣であり、結局は使う人間が問われるということでしょうか。

 

軽量なフィクスド・シティのダイレクト感溢れる走行フィーリングは、やはり固定歯でしか味わえない素晴らしいものがあります。

私も以前、このフィクスド・シティの魅力にとりつかれ、しばらく乗っていた時期がありました。

フィクスドの魅力は乗り味だけでなく、極限まで機能を削ぎ落したシンプルな美しさにもあると思います。

繊細で美しいフレームワーク、精密感などはクルマでいえば、フォーミュラの世界ですね。

 

もう10年以上昔の話ですが、私のフィクスドを製作してくれた、カラビンカ(九十九サイクルスポーツ)の田邊 昭夫さん「フィクスド・シティは、数ある乗り物の中でも、美の極致」とおっしゃっておられました。

勿論当時は、ブレーキをつけない自転車が「カッコいい」などという価値観は若者も含め存在しませんでしたので、当然のことながら、公道走行が前提のブレーキ付として注文したものです。

カラビンカはトラック競技目的の競輪選手、トライアルなどトラック競技選手以外には、ブレーキのない自転車の受注、整備は受けません。)

私はピストではなく、フィクスド・シティとして楽しく乗りたいと思っています。

 

*加筆:

競輪用自転車にブレーキを単純に取り付けたとしても公道を走行するには適さないものがあるようです。

以下、九十九サイクルスポーツホームページより転載させていただきます。ブレーキ付ピストをご購入あるいは、中古をご購入の際にはあらかじめ専門店へコンサルをお願いされることをオススメします。

 

「競輪認定とUCIルールには違いがあり、競輪用に作られたフレームの中には道路上での走行(シート角度が極端に大きい等)が制動装置を取付をしても安全に使用できないものがあります。」

 

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