おいしいパン屋さんはどこにある?
標題においしい「パン屋」と書きましたが、一般的にいう「パン屋」さんと「ブーランジェリー」は全く仕事が違うそうです。マツオカは「ブーランジェリー」です。
食べるもの、飲むものはたいていのものは興味がありまして。パンはその中でかなり上位であります。
東京や外国人が比較的多く住む都市(例えば、神戸、鎌倉など)にはおいしいパン屋さんが必ずあります。それはフランスだったり、ドイツだったりの技法をルーツにもつ本物のパンを焼いています。
彼らにとっては、日本人にとってお米が大切なのと同様にパンは重要な主食なのですね。
どういうパンが旨いかといいますと、私の場合、まず第1のヒントとして、バゲットやカンパーニュなどは重くて、硬いこと。カンパーニュなどは表面の地肌などでもある程度は分かるような感じはしております。
日本はパンの文化がねじ曲げられてしまった感があり、ふわふわ(ふにゃふにゃ)のやわらかいのが良いパンと思われている傾向が強いです。が、バゲット、カンパーニュなどに代表される伝統的なパンはコチコチに硬いのが本物であります。
そしてずっしり重く、食べごたえのあるものでありませんとなぜか調子が出ません。
もちろんただ硬ければ良いのではなく、表面の硬さ、生地のこまやかさからくる小麦の甘み、食感が大切です。表面の硬い部分はカラメル化することでとても甘く素晴らしい香りが漂ってきます。
そういう本格的なパン屋さんが埼玉県熊谷市にあります。「ブーランジェリー マツオカ」さんです。
松岡さんは恵比寿の「ラ・ブティック・デュ・ジョエル・ロブション」でセカンド(2番目に偉い!?パン職人)をやれていました。ということは、「ガストロノミー ジョエル・ロブション(ミシュラン3つ星レストラン)」のパンは松岡さんが焼いていたわけですね。
ロブションに限りなく近い品質のパンがかなりお手頃に買えるともいえます。
でも、今ではそんな松岡さんも駆け出しのルーツは地域でおなじみの太田の「マイピア」さんだったりします。
シェフは海老蔵に似ていると言われていますが、たいがい奥の工房で忙しくされています。かわいらしい笑顔の奥様が接客、販売をご担当されています。
スペシャルティコーヒー(ブーランジェリー マツオカ オリジナルブレンド)や他では入手しにくいジャム、はちみつ、マーマレードなどもお買い求めいただけます。近々に、フレンチプレスも扱われる予定です。
ブーランジェリー マツオカ
住所:熊谷市宮町2-180(熊谷市役所前並木通り/熊谷郵便局となり)
Tel: 048-524-6212
営業時間: 10:00~19:00 → 8:00〜の営業に変更になっています(2012.1現在)
定休日:毎週日曜