ホスピタリティ(歓待)におけるおいしいコーヒーの効用 ①
さて、コーヒーの話題がそれてしまい、レースのお話ばかりになってしまいました。
今回のお話の発端は「せっかく足を運んでいただくスポンサー様などに対して、他とは違うスバルらしいおもてなしをしたい。そのためにはコーヒーもきちんとしたものをお出ししたい。」というご担当者の思いからでした。
2日間実際にやらせていただきまして分かったことは、やはりお客様をおもてなしをするにあたり、「ご歓談しながら、冷めていった際の印象はとても大切だ」ということです。
レース観戦の中などの場合、落ち着いてコーヒーの味そのものを味わったり、主役になる環境でない場合であったとしてもなお、重要だということです。
熱いいれたてのコーヒーを一気飲みすることはできません。
殆どの場合、最後の一口、二口は冷めています。
その冷めたコーヒーの味が歓待の印象全体にも繋がるのです。
熱いときにコーヒーの味の良否は感じにくいのですが、冷めてきますと一般の方でも十分分かるようになります。
この状態でも、味のクオリティを一定以上に保っているには、やはりコーヒー豆自体がある一定以上の品質のであることが必要になってきます。
レストランやご家庭における歓待などでも同じだと思うのですが、フレーバープロファイル云々などの味の詳細は別にしても、たとえコーヒーが主役でないにしろ、いや脇役だからこそ最低限コーヒーが悪さをしてはいけない、お客様に対してネガティブな印象を決して与えてはならないということなんです。
「歓待の印象をコーヒーの品質が原因で、下げるようなことがあってはならない。」
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*写真はピットロードより、バックストレート出口方向を臨む。