ジャパンカップテイスターズチャンピオンシップ2010 3位入賞!③
ノーベル化学賞を日本人の方お二人が受賞をされました。
鈴木北海道大学名誉教授は、が事業仕分けの際の「2位じゃだめなんですか?」という仕分け人の質問に対して、「2位でも良いは論外」「科学や技術を知らない人の言葉だ」とバッサリと切り捨てました。
また、「一番にはなりたくても、なかなかなれないことを政治家の人たちは知ってほしい」ともおっしゃっておられました。
ノーベル賞とカップテイスターズを比較するわけではありませんが、まさに、その通りだと思いました。
競争である以上、2位や3位ではもう一歩なんですね。
もう一歩という言葉があまりよくないなら、少なくとも「大きな差がある」というのは事実ですね。
ましてや始める前から、負けることを前提に出場するアスリートなどいないでしょう。
*インタビューに答える2010日本チャンピオンの珈琲蘭館 田原さん。彼には2011年 オランダ マートリヒトで開催される世界大会が待っています。後ろは、今大会のファイナリストたち。
2位のダートコーヒーの森さんは予選で全国1位、4位だったUCCの研究開発部門に在籍の榎本さんは準決勝で1番の成績でした。おおきな看板をしょってプレッシャーのかかる中、皆さん素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。
そういった意味で、今回の結果は猛省の必要も感じております。
一方で結果的に2年連続して決勝に進んだのは弊店だけでしたので、運の良さを感じるとともに、同時に苦しい準備期間を支えてくれた方々には心から感謝しております。
大変ありがとうございました。
また、世の中には、競争原理によらないものもございますので、必ずしも上下、順位などだけで計られるべきではないものもたくさんあることも知らなければなりません。
味の世界などは、実際にはなかなか一筋縄ではいかないものです。
人間の主観の代表格とも言える「味覚」の世界で、客観性、合理性をベースにした評価をもとに、いかに説得力を持たせられるか。
そして、お客様に喜んでいただけるコーヒーをご提供していけるか。
これからもずっと変わらぬ弊店のテーマの一つです。
さあて、やっと競技も終わりましたので、「おいしいもの食べに、飲みにいこうっと!」
ジャパンカップテイスターズチャンピオンシップの競技概要について(SCAJサイト)
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ジャパンカップテイスターズチャンピオンシップ 公式リザルト
*応援にお越しいただきましたお客様に撮影いただきました決勝の写真。カップテイスターズチャンピオンシップでは、競技終了後すぐに答え合わせを行います。カップの底に印があれば正解、正解した場合は大きく指を上に向けます。